カナダに留学したら、ホームステイファミリーに何か美味しいものを作って、「美味しい!」と言わせてみたいですよね。
今回は夏向きのデザートです。
留学してすぐの9月は、まだ暑さも残るカナダ。
現地調達材料で作れて、簡単で、美味しくて、カナダ人にとって目新しい、冷んやりコーヒーゼリーがおすすめです!
コーヒー用のミルクとメープルシロップを添えて、まさに日本とカナダの架け橋デザート。
ただ、カナダ人向けにちょっと気を配りたいポイントがあるので、そちらもご紹介していきます。
また、私が思うカナダ人にとっての夏についてもサラッと書きましたので、カナダ人の理解を深める一つの材料にしていただけたらと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
カナダの夏
寒いイメージのあるカナダですが、夏は結構暑いんです。
アメリカとの国境沿い、オンタリオ州のキングストンでは、5月になれば桜の木が満開になり街中には半袖・短パン姿の人が増えてきます。
8月にもなれば夏本番。
昼間は30度を超える日もあり、また大きなオンタリオ湖が近いので湿度もかなり上がりエアコンが必要です。
しかし昼間の茹だるような暑さの中でも、水道から出てくる水はひんやり。
また住宅の周りは芝生が植えられ、3・4階に届くような高い樹木もあちらこちらにあって木陰に入れば涼しく、東京の夏と比べると段違いの過ごしやすさです。
でもカナダの夏は短い。
だからカナダ人は夏になると、太陽の日差しを思いっきり楽しみます。
キャンプ・ハイキング・プールや湖水浴・カヌー・ヨット・サイクリング・オートバイ・バーベキュー・木陰のランチ。
その他、自宅の庭で野菜を育てたり、レストランのアウトドアの席も人気です。
また、夕方には暑さも落ち着き、太陽が沈むのも夜の9時過ぎと遅いので、食事の後散歩に出かけたり。
そして、9・10月にもなれば過ごしやすく、ハロウィーンが終われば冬支度です。
カナダで南部に位置するキングストンでは、本格的な冬場の12〜3月の約4ヶ月間は雪も積もり、インドアの生活が多くなります。
夏に太陽を充電することは、身体的にも精神的にも、健康に冬を乗り越えるための大事な充電期間なのだと実感します
そんなある夏の日、無性にコーヒーゼリーが食べたくなりました。
もちろん、ゼリーはカナダでもスーパーやドラッグストアで売られています。
しかし、大抵はフルーツ系かクリーム系の味ばかり。
カナダ人にとって「ゼリー」は、子供や年配の方のおやつというイメージがあるのではないでしょうか。
「コーヒーゼリーが食べたい!!」の一心で、ゼラチンを買って帰り、家で作ることにしました。
そしたら、これがたまらなく美味しい!
カナダ人の友人にも振る舞って反応を見たくなりました。
それからというもの、友人同士での持ち寄りディナーなどがあると、コーヒーゼリーを作っては持参。
カナダ人の中には黒い食べ物(海苔とか)に慣れていない人もいて、「これは何?」と及び腰の人もいましたが、総じてコーヒーゼリーは好評。
「レシピを教えて!」との声をたくさんいただきましたし、「食べないなら、あなたの分もらっていい?」と、お代わりをする人もいましたよ。
カナダ人にとって目新しく、現地調達材料のみで簡単に作れるコーヒーゼリー。
ぜひ、試してみてください!
ただ、ちょっと気を配った方が良い点があるので、これからそのポイントを紹介していこうと思います。
その前にちょっと、発音のポイントを。
カナダの大手スーパーについては、こちらの記事「カナダ・オンタリオ州のスーパー7選、日本との違い・知っておきたいお役立ち情報と日本の食材についても」を参考にしてみてください。
簡単コーヒーゼリー (Coffee Jelly)

この粉ゼラチンを使って、コーヒーゼリーを作りました。
大抵どこのスーパーでも手に入り、価格は$4くらい。
1 パックで、約500mlのゼリー (約5人分) が作れます。
[現地スーパーで手に入る材料]
・粉ゼラチン
・コーヒー(デカフェがおすすめ)
・グラニュー糖
・コーヒー用のミルク
・メープルシロップ
[レシピ]
・少し濃いめのコーヒー 500ml
・お湯で溶かしたゼラチン
・グラニュー糖
上記を混ぜて、好みの容器に分け入れる。
冷蔵庫で数時間冷やす。
グラニュー糖は、ほんのり甘くなる程度に、味見をしながら入れてください。
カナダ人向けに作るポイント!
①コーヒーはちょっと濃いめに入れると美味しい。
コーヒーはインスタントでなく、ちゃんと入れたほうが香りも良くおすすめです。
私は、カナダ人にとってのコーヒーは、日本人の緑茶みたいな位置付けかなと思っています。
私たちも、インスタントの緑茶より茶葉で入れたお茶にこだわりがありますよね。
裏技として、スターバックスのアイスコーヒーがスーパーで売っているので、それを利用するのも手です。
②デカフェのコーヒーで作る。
カナダ人は、日本人よりもカフェインに弱いのか、「午後になるとカフェインを取らないようにしている方が多い」という印象を持っています。
ちょっと調べてみると、やはり白人はアジア人よりもカフェインで眠れなくなる方が多いそうです。
日本のスーパーではデカフェのコーヒーはほとんど置いていないですが、カナダのスーパーでは必ず何種類かの品揃え。
やはりカフェインには、気を使う方が多いのでしょう。
コーヒーゼリーをサーブするときは、デカフェで作ってあると一言添えると、皆さん安心して食べられると思います。
③シロップはメープルシロップを用意。
メープルシロップを使うことで、キャラメルのような香ばしさが加わりとっても美味しいです。
それに、やっぱりカナダといえばメープルシロップということで、話が弾みます!
まとめ
現地調達材料で簡単に作れる、コーヒーゼリー。
カナダ人向けにちょっとした気遣いで作ると、より楽しい時間が共有できると思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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